中国の大手検索エンジン百度(Baidu.com)は現地時間6月26日,同社の社外取締役に元ソニー会長兼CEOの出井伸之氏が6月14日付で就任したことを明らかにした。

 Baidu.com会長兼CEOのRobin Li氏は,「出井氏を当社の取締役会に迎えることをたいへん嬉しく思う。同氏の経験豊かな指導力とコーポレート・ガバナンスに関する知識は当社にとって重要な価値となる。同氏が,当社の中国インターネット検索市場における主導的地位拡大と,日本市場への事業展開に貢献してくれると確信している」と述べた。

 出井氏は2000~2005年にソニーの会長兼CEOを務めた。2005年6月に同職を退任して以降は,同社最高顧問となっている。また,2006年にコンサルティング会社のクオンタムリープを設立し,代表取締役に就任。そのほか,米Accentureや米Red Herringの取締役会にも参加している。

 ちなみにBaidu.comは,今年3月から日本語版サービスを開始している(関連記事)。

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