米Sun Microsystemsは,ドイツで開催されているスーパーコンピュータの国際会議「International Supercomputing Conference(ISC)」で,スーパーコンピュータ「Sun Constellation System」を披露する。同社が現地時間6月26日に明らかにしたもの。「世界で初めてペタ・スケール(PFLOPS超の演算性能)を実現するオープンなコンピューティング環境の1つとなる」(同社)としている。

 Sun Constellation Systemは,テキサス大学オースチン校のTexas Advanced Computing Center(TACC)と共同で構築した。OSには同社の「Solaris 10」を採用し,「高密度で高性能の計算能力,ネットワーキング,ストレージ,ソフトウエアを統合した」(同社)。

 同システムは,気象および海洋モデリングといった複雑なアプリケーションに向ける。例えば,長期的な気象モデリングを処理する次世代気象予測コードのテスト,より精細で精密な波動伝播モデリングの地震シミュレーションなどに利用できる。

 また同社はISCにおいて,250Gバイトのメモリーを搭載した「Sun Fire X4600 M2」,コンテナ収容型データ・センター「Blackbox」などのデモや展示も行う。

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