米Seagate Technologyは米国時間6月25日,記憶容量1T(テラ)バイトの新型ハード・ディスク装置(HDD)「Barracuda 7200.11」と「Barracuda ES.2」を発表した。デスクトップ・パソコンやサーバー,ワークステーション向けで,2007年第3四半期に量産出荷を開始する。

 両HDDは,垂直磁気記録(PMR)方式を採用し,4枚のプラッタで1Tバイトの記憶容量を実現した。回転速度は7200rpm,平均シーク時間は8.5ミリ秒,キャッシュ・メモリー容量は最大32MB。

 Barracuda 7200.11の連続データ転送速度は毎秒105Mバイトあり,Seagateは「過去最高速」とする。アイドル時の消費電力は8Wと低く,騒音は2.7Belsで「人間の耳にはほとんど聞こえない」(同社)という。メーカー希望小売価格は399.99ドル。

 Barracuda ES.2の平均故障間隔(MTBF)は,24時間365日の連続運用で120万時間に達する。インタフェースは,Serial ATA(SATA)に加えSerial Attached SCSI(SAS)も用意する。

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