りそな銀行と埼玉りそな銀行は6月22日、りそなカードが発行する「りそなカード《セゾン》」の利用客向け特典であるATM時間外手数料優遇サービスについて、適用が漏れる事象が発生したと発表した。原因は銀行での手数料優遇プログラムのミス。該当の利用客には6月15日にカードの引き落とし口座に手数料を戻した。

 ATM時間外手数料優遇サービスの適用が漏れたのは、2005年10月1日から07年5月27日までの土曜日の18時から19時、日曜・祝日・年末年始・ゴールデンウイークの9時から19時までの時間帯に、りそな銀行と埼玉りそな銀行のATMで、通帳とキャッシュカードを併用して振り込みをした取引。りそな銀行で1881人、埼玉りそな銀行で690人が対象になる。プログラムのミスは修正済み。

 また、りそなカード《セゾン》の利用明細などをWebで確認する「Web明細」サービスの利用客についても、ATMの時間外手数料・コンビニATM利用料の優遇サービスの適用が漏れていたことも明らかにした。りそなカーでの手数料優遇対象会員抽出プログラムのミスにより、りそなカードからりそな銀行と埼玉りそな銀行に対象者の連絡が漏れていた。通常の手数料を引き落とししていた利用客は最大で247人になる。

 システム上の不具合は修正したが、対象となる取引についての確認作業はまだ終えていない。6月中に作業を終え、りそなカード《セゾン》の引き落とし口座に手数料を戻すという。