1冊など少数ロットで絵はがきやノート、書籍などを出版できる
1冊など少数ロットで絵はがきやノート、書籍などを出版できる
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「いわばDTPソフトをWebベースに実現したもの」(開発を担当した根岸直樹氏)
「いわばDTPソフトをWebベースに実現したもの」(開発を担当した根岸直樹氏)
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出版経験がなくても手軽に使えるようにFlashを採用した
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 コンテンツワークスは2007年6月22日、インターネット経由で注文できる個人向けの本格的な出版サービス「logpaper」を6月25日に開始すると発表した。絵はがき、ノート、名刺といった各種印刷物を、1セットから出版できる。

 納期は約1週間。価格を抑えたのも特徴で、絵はがきでは8枚1セットのタイプが1260円。サービス開始時点ではまず絵はがきのみを提供し、8月にノート(3冊で990円~)、10月に名刺(30枚で900円~)を追加する予定。コンテンツワークスはオンデマンド印刷のために富士ゼロックスなど数社が設立した。従来から写真集の製本サービス「Photoback」を提供中で、こちらもインターネット経由で注文する点では同じ。logpaperはPhotobackの発展版という位置付けになる。

 logpaperではWebブラウザーを利用して作業を進める。フロントエンドはFlashで、XMLベースの組版システムと連携して動作する仕組み。デザインの手間を軽減するため、レイアウトのためのテンプレートをいくつも用意してある。テンプレートを選び、あらかじめセンターに送信しておいたデジカメ写真をドラッグ・アンド・ドロップで貼り付けるといった、直感的な操作で作業を進められる工夫を施した。

 同社は今後、アイテムの種類やテンプレートを順次増やしていく。自費出版のニーズが高まっていることを踏まえ、12月には書籍を1冊まるまるデザインできる「JOURNAL」(価格未定)と呼ぶアイテムも投入する。併せて、JOURNALで制作した書籍を販売できる専用サイトも公開する考え。なおサービス開始を記念して、絵はがきを無料で注文できるキャンペーンを実施する(先着2000名まで)