米Googleは,オンラインのスライドショー作成ソフトを手がける米Zenterを買収した。Googleのエンジニアリング担当ディレクタであるSam Schillace氏が同社の公式ブログへの投稿で,米国時間6月19日に明らかにしたもの。

 同氏はブログ投稿記事で,GoogleがWebを用いたグループ協業や情報共有の向上に注力していると説明。Zenterを買収した理由を,「最近はドキュメントを作成すると,それを共有し,フィードバックなどをやり取りしたいと考えるものだ。オンライン・ワープロ/表計算アプリケーション『Google Docs & Spreadsheets』のチームは,その体験をより手軽で強力なものにすることに焦点を当てており,特に,プレゼンテーション共有機能を追加することに取り組んでいる」としている。

 ちなみにGoogleは,Google Docs & Spreadsheetsにプレゼンテーション/コラボレーション機能を追加する計画を4月に明かしている。すでに買収済みの米Tonic Systemsの技術を活用する(関連記事)。

 Googleは今回,Zenterの技術と人材を取得することで,同計画の推進を図る意向である。

[Schillace氏のブログ投稿記事]