米Gatewayは米国時間6月19日に,ノート・パソコン用リチウムイオン・バッテリの自主回収を発表した。特定の条件のもとでは,バッテリ・パックが過熱し,発火する恐れがあるという。

 同社は米国消費者製品安全委員会(CPSC)と協力し,バッテリの無償交換を行う。約1万4000個のバッテリが対象となる。

 問題のバッテリは「Gateway 400VTX」「同450ROG」シリーズ向けで,ノート・パソコンに内蔵されるか,あるいは別売りで2003年5~8月に出荷されたもの。Gateway販売店を含む米国内の企業向けおよび直販チャネルで販売された。該当するバッテリ・パックの部品番号は,「6500760」または「6500761」。

 Gatewayはユーザーに対し,使用しているパソコンのバッテリが回収対象にあたるかどうか同社に問い合わせて確認するよう勧めている。

 ちなみに米メディアの報道(InfoWorld)によると,問題のバッテリは,韓国Samsung Electronicsがバッテリ・セルを製造し,台湾Simplo Technologyがバッテリ・パックに組み立てたものという。

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