既に39本の動画が見られる
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供給する動画の投稿者は「skyperfectv」となる
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 スカイパーフェクト・コミュニケーションズは2007年6月19日、米ユーチューブが提供する動画共有サイト「YouTube」向けに、動画コンテンツの供給を始めた。YouTube上にパートナーページと呼ばれる専用のWebページを設け、CSデジタル放送「スカイパーフェクTV!」(通称、スカパー!)で放映している番組のプロモーション動画を配信する。19日の時点では、同社が独占放送権を持つサッカー「Jリーグ」の得点シーンや、ドキュメンタリー専用チャンネル「ナショナルジオグラフィックチャンネル」の番組の抜粋など、39本の動画が見られる。「当面は、Jリーグ関連の動画を中心に、YouTubeへの供給を1日ごとに増やす。将来的にはドラマの1話目のみを無料で配信するなど、スカパー!のプロモーションのために積極的に活用したい」(同社)という。

 同社はこれまで、独自に「スカパー!動画」と呼ぶプロモーションを目的とした動画配信サイトを運営してきた。今後はスカパー!動画の拡充を図ると同時に、YouTubeにも同じコンテンツを提供したい考え。スカパー!に番組を供給している会社と順次協議を進め、YouTubeの活用についても理解を求める。許諾が得られた動画から供給を始めるが、海外ユーザーの視聴を希望しないケースでは、YouTubeが用意する視聴制限の仕組みを活用する。この場合、ユーチューブが開始した日本語版サイトに国内からアクセスした場合だけ視聴が可能で、海外からアクセスしても当該動画は再生できない。

 YouTubeのパートナーページとは、ユーチューブと個別に契約することで放送局やコンテンツホルダーが用意できるもの。米NBCユニバーサルや米CBS、英BBCなど海外メディアの間で設置する動きが活発化しており、今回日本の放送局として初めてスカイパーフェクト・コミュニケーションズが用意した。ただし、東京メトロポリタンテレビジョン(呼称、TOKYO MX)が2006年8月以降、「BlogTV」(毎週金曜日22時~22時30分に放映)を放送終了後に自らアップロードしている例はあった。

「スカパー!」のYouTubeパートナーページ