ビーマップとエム・データが共同で、法人向けにテレビ情報検索サービス「テレビメタデータWebサービス」を6月15日から開始した。同サービスは、放送局や放送日時などのテレビ番組のデータだけではなく、番組で紹介された店舗名、住所、商品名、価格などもひもづけたメタデータにまとめ、有料会員企業向けにAPIを公開するというもの。サービスを受ける会員企業は、インターネット経由でメタデータのデータベースにアクセスし、テレビ番組情報を引き出せる。

 エム・データが放送したテレビ番組を見て、独自にテキストデータを作成し、その後メタデータ化する。企業の広報担当部門がテレビでの露出を計測したり、通販サイト業者がテレビで紹介された商品をリサーチするなどの利用を見込んでいる。利用料金は1会員あたり月額3万円で、3年間で1億円の売り上げを目指す。スカイパーフェクト・コミュニケーションズが一般視聴者向けに、放送前のテレビ番組情報をメタデータにしてサービスすると発表したことはあった。しかし、実際にメタデータを使ったサービス開始に至っていなかった。