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【Interop Tokyo】「企業はIP電話による業務変革に取り組むべき」,米アバイアのダンブロシオ社長兼CEO

2007/06/15
榊原 康=日経コミュニケーション
写真●米アバイアのルイス・J・ダンブロシオ社長兼CEO(最高経営責任者)
写真●米アバイアのルイス・J・ダンブロシオ社長兼CEO(最高経営責任者)
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 「IP電話は企業だけでなく,社会にも大きな変革をもたらす時代になった。ユーザー企業は今,組織を変えるチャンスを目の前にしている」。米アバイアのルイス・J・ダンブロシオ社長兼CEO(最高経営責任者,写真)は6月15日,幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2007」の基調講演でIP電話による業務改革の重要性を訴えた。
 
 講演のテーマは「これからの企業におけるコミュニケーションのありかた」。同社は,IP電話を単なるコスト削減手段ではなく,ビジネスの変革に応用する「インテリジェント・コミュニケーション」と位置付け,ユーザー企業に提唱している。講演では,インテリジェント・コミュニケーションのフレームワーク,すなわち(1)IP電話,(2)コンタクト・センター,(3)ユニファイド・コミュニケーション,(4)CEBP(Communications Enabled Business Process)について説明した。
 
 (1)のIP電話についてダンブロシオ社長兼CEOは,「今後はソフトウエアのレイヤーが重要になる。開発の75%はソフトウエアに向けている」ことを明らかにした。中でも注力しているのは,SIP,SOA(サービス指向アーキテクチャ),セキュリティ,プレゼンスの4分野とする。

 (2)のコンタクト・センターは「顧客対応窓口だけでなく,企業内のコミュニケーションにも適用範囲を広げようとしている。ある面,IP電話のキラー・アプリといっても過言ではない」(ダンブロシオ社長兼CEO)と位置付ける。
 
 (3)ユニファイド・コミュニケーションは,いつでも誰とでも,IP電話や携帯電話,メール,インスタント・メッセンジャ(IM)など相手の最適な手段でコミュニケーションできるソリューションのこと。米マイクロソフトや米IBM,レノボとの協業について説明した。

 (4)のCEBPは,通信の機能をビジネスプロセスに組み込み,業務を変革することを指す。「これが一番複雑だが,最も大きなメリットを享受できる分野でもある」(ダンブロシオ社長兼CEO)。既にSOAに基づき,「find and call」「notify and conference」「notify with task list」「advisory」といったサービス(機能)を業務システムに組み込むことが可能で,人間の介在による業務の遅延を解消できるという。実例として,製造業の取り組みを紹介した。在庫の過不足が生じた際のワークフローに通信の機能を取り込むことで,これまで2時間以上かかっていたプロセスを2分に短縮できたとする。

 講演の最後では,米国時間の6月4日に投資会社の米Silver Lakeと米TPG Capitalに約82億ドルで買収された件(関連記事)に触れ,「彼らは優れた企業で業界を熟知している。投資に対する長期的な展望を持つことができ,ユーザーのメリットにつながると見ている。今後も『品質と信頼性』『オープンスタンダードと相互運用性』『変革と統合ソリューションの提供』の三つを約束する」と明言した。

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