写真●オフィス環境向けブレード・サーバー「BladeCenter S」
写真●オフィス環境向けブレード・サーバー「BladeCenter S」
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 米IBMが米国時間6月13日,一般的なオフィス環境での利用を想定する小型ブレード・サーバー製品系列「BladeCenter S」を発表した(写真)。2007年第4四半期より利用可能とする予定。

 BladeCenter Sの大きさについて,IBMは「机の上にちょうど置けるサイズ」と説明する。(米国のオフィスで)標準的な110Vのコンセントに対応しており,サーバー・ブレード最大6枚とストレージを搭載できる。

 ウィザードによる導入など管理作業の負荷を軽減する仕組みで,IT担当者の少ない企業でも利用できるという。IBMでは,「ウイルス対策,ファイアウオール,VoIP,電子メール,コラボレーション,バックアップ/リカバリ,ファイル/プリンタ共有といったオフィスで最も一般的に使われる機能を,1台でカバーするよう設計した」としている。その結果,「平均的な中規模企業が使用している25~45台のサーバーを,最大で80%削減する」(IBM)。

 米メディア(InfoWorld)によると,全世界のブレード・サーバー市場における市場シェアは,米Hewlett-Packardが40.9%で1位,IBMが35.2%で2位という。

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