フルノシステムズはLinuxを搭載した搭載業務用無線ハンディターミナルの新機種をInterop Tokyo 2007に出展している。「finpad 700f」(写真1)「finpad 703f」「finpad 700n」(写真2)の3機種である。同社では「業務用のハンディターミナルでのLinux搭載は国内初」としている。
いずれも無線LAN(IEEE 802.11b/g)およびBluetoothを内蔵している。finpad 703fはfinpad 700nに2次元コード読み取り機能を追加したもの。finpad 700fは8.4インチ液晶ディスプレイ上にタッチパネルを装備している。
「共通プラットフォームを構築することでソフトウエアの資産化,再利用化を図る。汎用OS上にプラットフォームを構築するためWindowsとLinuxを検討したが,ソースコードが公開されているため周辺機器対応やカスタマイズが容易であることからLinuxを採用した」(フルノシステムズ)という。
finpad 700fを6月末に発売し,販売目標は年間6万台。finpad 703fおよびfinpad 700nを7月に発売し,販売目標はそれぞれ年間1万台である。