ウィルコムと日本無線は6月13日,日本無線製のPHS端末「AH-J3003S」と「WX220J」において,電池パックが発熱してケースが膨張する不良品が含まれると発表した。両社は該当する端末のユーザーに対してダイレクト・メールで通知して,電池パックの供給体制が整い次第,良品の電池パックを送付するとしている。

 今回の不具合に該当するのは,「AH-J3003S」の2006年10月以降に製造された端末と,「WX220J」の全端末。問題の電池パックはNECトーキン製。0.1%以下の確率で発熱・膨張の恐れがある不良品が含まれているという。原因は「電池パックを組み立てる際のバラツキで,電極配線に絶縁不良が生じたこと」(ウィルコム)としている。

 電池パックの回収でかかるコストを,ウィルコム,日本無線,NECトーキンでどのように負担するかは「現在検討している」(ウィルコム)とした。

発表資料