写真●まほろば工房が参考出品したIQ3000
写真●まほろば工房が参考出品したIQ3000
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 まほろば工房は,5月13日から15日まで開催している「Interop Tokyo」で,チャット(メッセンジャー)で複数ネットワーク機器を操作するツール「IQ3000ネットワークオペレーションシステム(仮名)」を参考出品した(写真)。2008年初頭の発売を目指している。

 IQ3000は,まほろば工房とネットワークソフトウエア研究所が共同開発した。インスタントメッセンジャーを利用し,ネットワーク機器をチャット相手のユーザーに見立て,コマンドを一斉に送付する。「運用管理者が慣れ親しんだコマンドライン・インタフェースで複数の機器を同時に操作できる」(まほろば工房)。

 操作結果は,メッセンジャー画面のほか,Webページに表示させることで,複数機器からの出力をまとめて一覧できる。また,機器のメーカーなどによってコマンドの名称や引数などが異なる場合があるが,そのような違いを変換して吸収するモジュールも今後開発していく。

 まほろば工房は2006年に設立されたベンチャー企業で,代表取締役の近藤邦昭氏は日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)の会長を務めている。