中央にあるのが「H.I.S 旅SL(タビスル)」の建物。橋を渡って4つの島があり、ここに「テーマ館」を設置する
中央にあるのが「H.I.S 旅SL(タビスル)」の建物。橋を渡って4つの島があり、ここに「テーマ館」を設置する
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パネルをクリックするとセカンドライフ内の名所に移動できる
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受付にいる女性は現在はただの「飾り」。将来は同社のスタッフとアバターを介して会話できるようになる
受付にいる女性は現在はただの「飾り」。将来は同社のスタッフとアバターを介して会話できるようになる
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 エイチ・アイ・エスは2007年6月13日、米リンデン・ラボが運営する「セカンドライフ」内に同社の店舗「H.I.S 旅SL(タビスル)」を開設すると発表した。

 タビスルでは、セカンドライフ内の名所を紹介。名所が分かるパネルを設置し、ワンタッチでそれら名所に移動できるようにする。

 ほかにも世界各地のテーマ館を期間ごとに展開していく予定。テーマ館は「当社である程度のテーマを設置して、クリエイターに作成してもらう」(エイチ・アイ・エス)と言う。

 今後は同社が企画する商材の告知やオンライン予約への誘導も実施する。現時点では、同社のスタッフとアバターを介して会話するようなコンサルタントサービスはない。「今後は専用スタッフを設置することも検討している」(エイチ・アイ・エス)。実際のスタッフを配置することで、店舗に出向いたり、電話をしたりせずとも気軽にチャットで旅行の相談ができるようになる。

 店舗はジップサービスが展開している「MagSL Tokyo」内に設置する。同社によれば、旅行代理店がセカンドライフ内でサービスを開始するのは初めてのことになるという。

 同社は今回のサービスを若年層に対するブランド認知と位置付けている。「まだ日本語化のサービスインもされていないため、月間1000人ほどの利用を見込んでいる」(エイチ・アイ・エス)。