蒼天は2007年7月中旬,PCにエージェント・ソフトをインストールすることなく,PCの資産管理や操作ログ収集などができるクライアント管理ソフトの新版「LogVillage 2.0」を出荷する。新版では,「Windows Updateが実行されているか」「ウイルス対策ソフトの定義ファイルが最新のものになっているか」をチェックできるようにした。また,管理対象にMac OS X搭載PCが加わった。

 さらに,PCのCPU利用率やメモリーの空き容量,ディスク・アクセス量やネットワーク転送量を取得する「PCパフォーマンス管理」と,アプリケーションごとの利用時間やCPU利用率を収集する「アプリケーション利用実績」で構成する「稼働管理機能」も追加した。「主にCADソフトを利用する製造業の設計部門や,CG作成ソフトを利用するソフトウエア開発会社の開発部門などでの利用を想定して開発した」(芦辺多津治代表取締役)もの。例えば,CADソフトが載ったワークステーションを新型に置き換えるべきかを「PCパフォーマンス管理」の結果から判断したり,CADソフトやCG作成ソフトへの投資が適切であったかを「アプリケーション利用実績」で確認できると言う。

 「LogVillage 2.0」の価格は,稼働管理機能を使って最大50台のPCを管理する場合で48万円。