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ヤマトが引越し貨物の追跡情報サービス開始、PHS内蔵のアクティブ型ICタグを活用

2007/06/12
安東 一真=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧
図●引越し貨物を追跡するWebページの例
図●引越し貨物を追跡するWebページの例
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 引越しサービス事業者のヤマトホームコンビニエンスは、PHSモジュール内蔵のアクティブ型ICタグを使い、引越し貨物の位置情報を追跡できるサービスを6月11日に開始した。ユーザーが同社のWebサイトで伝票番号などを入力すれば、1時間ごとの貨物の居場所を一覧できる。2007年1月に開始した単身者向けの新サービス「引越ユニット便S」向けに提供する。

 引越ユニット便Sでは、従来からの単身者向けサービスではできなかった、引越し貨物の集荷・配達時間の指定を可能にした。そのサービス品質の精度向上と顧客サービスの強化のため、今回の追跡サービスを開始した。

 引越ユニット便Sでは配送コストを抑えるため、全国の主要拠点(70カ所のベース拠点)間の貨物の配送に、ヤマト運輸の宅配便サービスに用いている幹線トラック網を使う。貨物の輸送に使うカーゴ(ロールボックスパレット)はバーコードを使って管理しており、宅配便の荷物と同様にその配送経路を追跡できる。しかし引越し貨物が宅配便にまぎれて、宅配便の専用拠点などに配送されてしまい、「居場所が分からなくなることがあった」(ヤマトホームコンビニエンス生活サービスカンパニープレジデントの小川輝泰執行役員)。こうした場合でも、荷物の居場所をリアルタイムに追跡できる仕組みとして、PHSベースの仕組みを導入した。位置情報は、ウィルコムのPHS網を使って計算する。GPSと違い、建物の中などでもほぼ問題なく利用できることを評価した。

 大日本印刷の追跡サービスである「トレイルキャッチ」を採用した。ICタグとASPサービスをセットにして提供するサービスで、ASPサービスのセンターから定期的にPHS網経由でICタグにアクセスし、位置情報を吸い出す。引越しサービスのユーザーは、このASPサービスのWebサイトにアクセスして、位置情報を調べる。

 導入したICタグは500個。初期導入費用は1000万円程度と見られる(本誌推定)。引越ユニット便Sのユーザーは、追加料金なしで追跡サービスを利用できる。

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