ドリコムCTOの瀧内元気氏
ドリコムCTOの瀧内元気氏
[画像のクリックで拡大表示]

 「講習や開発合宿を実施するので初心者にも応募してもらいたい。審査員はまつもとさん,大賞賞金は100万円」,ドリコムの瀧内元気氏(ドリコム研究室室長)は5月10日に行われた「日本Ruby会議2007」で,同社が主催するRuby on Railsアプリケーションの「Drecom Award on Rails 2007」への作品応募を呼びかけた。

 ドリコムでは2005年末からB2Cサービスの標準開発環境をRuby on Railsに設定。既に十数種のアプリケーションを作成している。「事実として,Rubyは仕事で使える」(瀧内氏)。

 「Drecom Award on Rails」は昨年2006年に第一回を開催。昨年は29作品の応募があり,大場寧子氏の「小槌」が大賞を受賞した。

 2回目となる今回は,初心者向けに講習や開発合宿も実施し,広く作品を募る方針。また,ドリコムが開発した,Webサーバーからブラウザへのプッシュ配信を実現するCometサーバー・ソフト「Shooting Star」を利用したComet賞(ドリコム賞)も設ける(参考,瀧内氏のブログ記事「「5分ぐらいでCometを使ったChatを作る方法」)。またモバイルを利用したモバイル賞も設ける。まつもと氏が在籍するネットワーク応用通信研究所,楽天に加えマイクロソフトも後援する。

 応募は7月2日から9月25日,Drecom Award on Railsのページで受け付ける。現在事前エントリーを受け付けている。

■変更履歴
ドリコムの瀧内元気氏の肩書きを当初「CTO」としておりましたが,正しくは「ドリコム研究室 室長」でした。また「日本Ruby会議2007」の日付が5月10日になっておりましたが,正しくは6月10日でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2007/06/12 18:45]