ICT教育推進プログラム協議会は2007年6月8日、Windows 98およびWindows Meを教育現場で利用している教職員向けに、それらのセキュリティ情報を提供する「学校向けWindows 98/Meインフォメーションセンター」を開設した。同協議会の事務局を務めるマイクロソフトが運営する。

 ICT教育推進プログラム協議会とは、教育機関における情報コミュニケーション技術の向上のために組織された団体。NPO法人や大手新聞社、ソフトウエアメーカーなどが会員になっている。

 Windows 98およびWindows Meは2006年7月にサポートが終了し、セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)などは提供されなくなっている。にもかかわらず、小中高等学校などの教育現場では、Windows 98/Meパソコンが一部で利用され続けているという。

 このため同協議会では、Windows 98/Meを教育現場で利用している教職員だけを対象に、それらに関するセキュリティ情報を提供する電話窓口「学校向けWindows 98/Meインフォメーションセンター」を開設した。

 マイクロソフトが運営する同センターでは、Windows 98/Meの現状(サポートが切れていて修正パッチが提供されないことなど)を解説するとともに、Windows 98/Me関連のサポート技術情報の入手方法などを紹介する。また、サポート対象のWindowsを紹介するとともに、アップグレードすることなどを推奨する。

 同センターの設置期間は、2007年6月8日から12月末まで。対応時間は、平日の9時30分から12時、および13時から19時まで。電話番号は「0120-75-0196」。無償で対応する。