米Comcast,米Cox Communications,米Time Warner Cable傘下のRoad Runner,および米Verizon Communicationsは米国時間6月7日,米Goodmail Systemsの電子メール認証システム「CertifiedEmail」をサポートすると発表した。

 米AOLと米Yahoo!は既にCertifiedEmailをサポートしており,これで「全米ISP上位5社すべてが当社のCertifiedEmailを導入することになる」(Goodmail)。

 CertifiedEmailは,2006年に始まった送信者の合法性を保証するサービス。合法性が確認できた商用および非営利のメール送信業者および公的機関に対してのみ認証技術を提供し,これら送信元からのメールをオプトインで承諾した消費者に,確実にメールが届くよう支援する。

 合法性が確認されたメールには,青いリボンのアイコンが付くので,受信メールがスパムでないことを消費者が一目で確認できるようになっている。承認メールに暗号化したトークンを付属することで,悪質メールのフィルタリングに頼らなくて済む。

 Goodmail Systemsの共同創設者でCEOのRichard Gingras氏は,次のように述べている。「スパムやフィッシング詐欺がかつてないほど増加している状況で,安全性の低いメールをフィルタで除去する技術は限界に達している。消費者が望んでいるのは,安全性が確認できるメール・システムだ。CertifiedEmailを利用することで,消費者に安心感を提供することができる」と述べている。

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