XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards（OASIS）のメンバーは，Webサービス向け電子署名仕様「Digital Signature Services（DSS）version 1.0」をOASIS標準（OASIS Standard）として承認した。OASISが米国時間6月7日に明らかにしたもの（関連記事）。
DSSは，Webサービスや各種アプリケーションで電子署名を処理するためのXMLインタフェース仕様。XMLベースの要求プロトコルと応答プロトコルを規定しており，一方を署名処理に，他方を検証処理に使う。
OASISによると「複雑なクライアント・ソフトウエアを使ったり，設定を行ったりすることなく，電子署名の生成や検証などの処理を共有できる」という。
DSS策定を担当した技術委員会OASIS DSS Technical Committeeの主な企業／組織は以下の通り。米法曹協会（ABA：American Bar Association），オーストリア連邦大使館事務局（Austria Federal Chancellery），米BEA Systems，米IBM，フィンランドNokia，万国郵便連合（UPU：Universal Postal Union）。
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