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【TechEd 2007】マイクロソフト製の業務用ソフト開発コンポーネント群「Acropolis」が登場

中田 敦=ITpro 2007/06/08 ITpro

 米Microsoftが,.NET FrameworkやWPF(Windows Presentation Foundation)をベースにした業務用クライアント・アプリケーションの開発を容易にするソフトウエア・コンポーネント(部品)群を,無償で提供することが明らかになった。開発コード名は「Acropolis」で,「Visual Studio 2008」に組み込んで利用できる。リリースは来年に予定されているVisual Studio 2008のリリース後,数カ月以内になる模様。

 Acropolisは,業務用アプリケーションのユーザー・インタフェース構築に利用できる様々なソフトウエア・コンポーネント群と,コンポーネントを組み合わせて簡単なアプリケーションを構築できるウィザードなどのツールで構成されている。Acropolisの特徴は,Webアプリケーション用のソフトウエア・コンポーネントではなく,あくまでもWindowsアプリケーション(デスクトップ・アプリケーション)用である点だ。使い勝手が良いユーザー・インタフェースを備えた業務用Windowsアプリケーションの開発を容易にするためのコンポーネントが,多数含まれているという。

Acropolisの目的は,デスクトップ・アプリケーションの復権

 .NET Framework 3.0で登場したWPF(Windows Presentation Foundation)では,ユーザー・インタフェース部分のコード(XAML)と,ロジック部分のコードを分離して開発できる。ユーザー・インタフェースはデザイン・センスのあるデザイナーが「Expression」などを使って開発し,開発者はロジック部分に専念すれば,優れたユーザー・インタフェースを持つアプリケーションが完成する--というのがMicrosoftの主張だった。しかし,優れたユーザー・インタフェースを開発するのは,多くのソフトウエア開発会社にとって容易ではない。そこで,ユーザー・インタフェースに特化したコンポーネントを,Microsoft自身が無償で提供しようというのが「Acropolis」の目的になる。

 MicrosoftのUI Fxチームに所属するDavid Hill氏は,現在開催中の「TechEd 2007」で,「開発者は,自分の得意な分野に特化すべきだ。Acropolisには,セキュリティ機能やストレージ機能,使い勝手が良いユーザー・インタフェースなどを実現するコンポーネントが含まれており,これらを利用することで,開発者は業務プロセスの実装に専念できるようになる」と強調した。

 現在Microsoftは,Acropolisの評価版(CTP)を同社のWebサイトで公開している。またTechEd 2007の講演では,このCTPを使ったデモも実施されたので,それを紹介しよう。


写真1●新しいプロジェクト・タイプとして「Acropolis」が追加されている
[画像のクリックで拡大表示]

写真2●アプリケーションのデザインを選ぶウィザード画面
[画像のクリックで拡大表示]
 TechEd 2007では,AcropolisとVisual Studio 2008を使って「AcroPad」という簡単な文書管理アプリケーションを作成するデモが実演された。まずAcropolisをインストールすると,Visual Studio 2008のプロジェクト・タイプに「Acropolis」が追加される(写真1)。今回はそこで,「WPF Document-Style Application(WPFを使った文書管理アプリケーション)」というテンプレートを選択して,開発を開始した。

 テンプレートを選択すると,次はWPFを使った文書管理アプリケーションの基本的なデザイン(設計)を選択するウィザードが現れる(写真2)。ウィザードでは写真3のように,アプリケーション・ウィンドウの簡単なレイアウトまで設定できる。ウィザードを終了すると,アプリケーション部分のコードと,ユーザー・インタフェース部分のコードが自動的に生成される(写真4)。開発者はこの後,自分でコードを追加したり,Acropolisに含まれる様々なテンプレート(写真5)を組み合わせたりして,アプリケーションを開発していく。

 Microsoftでは今後,様々なパーツやアプリケーション・ロジックのパターン,ユーザー・インタフェース・コンポーネントなどを追加する予定。今回公開したのは初めてのCTPだが,2007年7月にCTP2を,2007年9月にCTP3をリリースしてさらにコンポーネントを増やし,2008年上期に正式版をリリースする予定である。


写真3●ウィンドウのレイアウトを設定するウィザード画面
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写真4●生成されたコードやデザイン画面
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写真5●様々なテンプレートがAcropolisによって追加されている
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