ジュピターテレコム(JCOM)とリクルートは2007年6月6日,リクルートの全額出資子会社で番組供給事業者のリクルートビジュアルコミュニケーションズ(RVC,本社:東京都港区,社長:鈴木達也氏)の全株式を,リクルートがJCOMに譲渡することで合意したと発表した。JCOMは2007年7月2日までにリクルートからRVC株(4801株)を取得して子会社化する。この時点でJCOMのRVCへの出資比率は80.02%となる。残りのRVC株(1199株)は2009年3月31日までに取得する予定だ。

 RVCは,自動車や健康などの生活関連情報を提供するチャンネルを運営し,ケーブルテレビ(CATV)やCSデジタル放送などの視聴者に番組を提供している。また,番組で取り上げた商品やサービスの資料請求を受け付けて,それに応募した視聴者のデータをスポンサー企業に提供するサービスを展開している。一方,JCOMは持続的な成長を実現するため,広告収入の増加に向けた取り組みを推進している。今回のRVC買収は,JCOMの広告収入増加策の一環である。