米インテルは2007年6月5日、台湾・台北市で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2007」にて、デスクトップパソコン向けの新チップセット3シリーズと、ノートパソコン向けの高性能CPU「Core 2 Extreme」の投入を発表した。

 新チップセットは、グラフィックス機能を内蔵しない「P35 Express」と、グラフィックス機能を内蔵する「G33 Express」「Q33/Q35 Express」の3シリーズがある。これまで「Bearlake」という開発コード名で呼ばれていた。いずれも2007年末に出荷予定の45nmプロセス新CPU「Penryn」(開発コード名)に対応した設計になっている。

 特徴は、CPUとチップセットをつなぐフロントサイドバス(FSB)の動作周波数が最大1066MHzから最大1333MHzに高速化したこと。ほかに、DDR3 SDRAMへの対応、PCI Express 2.0への対応、フラッシュメモリーを活用することでソフトの起動などを高速化できるターボ・メモリーへの対応などがある。

 P35 ExpressとG33 Expressは2007年4月から出荷しており、Q33/Q35 Expressも現在パソコンメーカーに出荷中とのこと。そのほか、「DirectX 10」に対応した内蔵グラフィックス搭載の「G35 Express」や、ハイエンド向け高性能チップセット「X38 Express」も準備しており、これらは3カ月以内に出荷するという。

 一方、同時に発表した新CPU「Core 2 Extreme」は、2003年にハイエンドデスク トップパソコン向けに発表した高性能CPUブランドの「Extreme Edition」を、ノート パソコン向けにしたもの。投入予定時期は2007年第3四半期という。

■変更履歴
最後の段落で、2003年にハイエンドデスクトップパソコン向けに発表した高性能CPU 「Core 2 Extreme」をとの記述がありました。これは誤りです。お詫びして訂正しま す。本文は修正済みです。[2007/06/06 18:30]