図1 天板に竹の素材を採用したノートパソコン。「ASUS」の文字が後ろから透けて光っているのが分かる。竹以外にも木を使ったノートPCも展示されていた
図1 天板に竹の素材を採用したノートパソコン。「ASUS」の文字が後ろから透けて光っているのが分かる。竹以外にも木を使ったノートPCも展示されていた
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図2 中国市場向けの低価格ゼロスピンドルPC「Eee PC 701」。UMPCからHDDとタッチパネル、Windowsを省いて、フラッシュメモリーとキーボードを搭載した感じの製品だ
図2 中国市場向けの低価格ゼロスピンドルPC「Eee PC 701」。UMPCからHDDとタッチパネル、Windowsを省いて、フラッシュメモリーとキーボードを搭載した感じの製品だ
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 台湾・台北市で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2007」のアスーステック・コンピューターのブースでは、米インテルの新チップセットである3シリーズや米AMDの未発表チップセットの「RD780」などを搭載した最新マザーボードの展示に来場者が集まっている。それ以外にも、興味深いノートパソコンが2台展示されていた。

 1台はコンセプトモデルとして展示していた天板が竹のノートパソコン(図1)。天板とキーボード周りの部分の素材が竹でできている。これまではマグネシウムやアルミなど金属で高級感を高めるのが定番だったが、自然素材を持ってきたところがポイント。触れることはできなかったが、外観の完成度は高かった。コンセプトモデルだが、市販の予定もあるという(日本国内発売は未定)。

 もう1台は、重さが0.89kgの「Eee PC 701」(図2)。いわゆる“ゼロスピンドルPC”で、ハードディスクを搭載せずに4G~16GBのフラッシュメモリーを内蔵するモバイルノートだ。高性能を狙ったパソコンではなく、「本当に持ち運べるPC」と位置付けられている。CPUは米インテル製とだけ公開されているが、富士通の「FMV-U8240」と同じAシリーズとみられる。

 メインメモリーは512MB、ディスプレイは7型液晶(解像度は推定800×480ドット)。大きさは幅225×奥行き165×厚さ21~35mm。バッテリーでの動作時間は約3時間。この製品は中国市場をターゲットにしており、OSはLinuxが標準搭載になっているが、Windows XPをインストールできる。価格は、Intelの基調講演では199ドル(2GBバージョン)と紹介されていた。