TechEd 2007の会場となるOrange County Convention Center
TechEd 2007の会場となるOrange County Convention Center
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 米Microsoftが主催するシステム管理者/アプリケーション開発者会議「TechEd 2007」が,6月4日(米国時間)から米国オーランドで開幕する(写真)。同社が2007年内にリリースする次期サーバーOS「Windows Server 2008」や同OSに対応した統合開発環境「Visual Studio Orcas(開発コード名)」などが主要なテーマになる。

 初日である6月4日朝(日本時間6月4日深夜)には,同社サーバー&ツール・ビジネス部門担当のSenior Vice PresidentであるBob Muglia氏が基調講演を行う。同社は5月に開催した「WinHEC 2007」で次期サーバーOSの名称を発表したほか,同じ5月に開催した「Microsoft Business Intelligent(BI) Conference」で次期SQL Server「Katmai(開発コード名)」のリリースが2008年であることなどを発表しているので,今回のTechEdのニュースの中心は「Visual Studio Orcas」になる模様(すでにTechEdのパンフレットなどには「Visual Studio 2008」と製品名が明記されている)。

 もちろん,Visual Studio 2008だけが目玉ではない。同社では2007年内に次期サーバーOS「Windows Server 2008」や,同サーバーOSに対応したシステム管理製品群「System Center」の次期バージョンなどを出荷する予定であり,これらについても大量のセッションが用意されている。またシステム管理者向けのイベントらしく,2006年末に出荷されたばかりの新製品である「Windows Vista」や「Office 2007」の展開や活用方法を解説するセッションも多数予定されている。

 ITproでは「TechEd特番サイト」にて,最新のニュースや基調講演の詳細,各セッションの要点などを報じる予定である。