NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は6月1日、伝送速度が40Gビット/秒(bps)の専用回線サービスを同日から始めたと発表した。40Gbpsのサービスを商用でメニュー化して提供するのは世界初とみられる。

 40Gbpsのサービスは最高10Gbpsのサービス「ギガストリーム」に新メニューとして加える。ユーザーは40Gbpsの帯域を占有して使うことができる。料金は20km以内の伝送で月額1120万円、600kmの場合で同9900万円。これに、NTTコムの拠点までのアクセス回線料金が上乗せされる。

 NTTコムは大学・研究機関のほか、インターネット接続事業者(ISP)や放送関連の事業者、医療機関などに提案していく考え。国立情報学研究所(NII)は学術情報ネットワーク「SINET3」のバックボーン回線として採用。6月1日から運用を開始した。