米Googleは,スペインの写真共有サイトPanoramioを買収することで合意した。同社Maps, Earth and Local担当ディレクタのJohn Hanke氏が,同社公式ブログへの投稿で米国時間5月30日に明らかにしたもの。

 Panoramioは,写真を撮影した場所とオンライン地図サービスを連携させて管理することが可能。3D画像の地図表示ソフトウエア「Google Earth」や地域検索/地図検索サービス「Google Maps」でそれらの写真を閲覧できる。Panoramioのアルバム機能を自身のWebサイトに組み込むためのAPIも公開している。
 
 他のユーザーは,Panoramioの検索機能を使って,興味のある都市名や地名などから写真を見つけることができる。画像の保存容量は1アカウントあたり最大2Gバイト。スペイン語や英語のほか,日本語など多数言語をサポートする。

 Googleによると,両社は従来より協力関係にあり,Google Earthでは2007年初めから,Panoramioをデフォルトのレイヤーとして設定している。

 Panoramioは従来どおりサービスを継続し,当面は現在のID,パスワード,保存画像,機能のまま利用可能とする。

[Hanke氏のブログ投稿記事]