米Googleは米国時間5月29日,Ajaxアプリケーション開発キット「Google Web Toolkit(GWT)1.4」のリリース候補版1(RC1:Release Candidate 1)を公開した。Google技術リードのBruce Johnson氏が同日,公式ブログGoogle Web Toolkit Blogへの投稿で明らかにしたもの。

 GWT 1.4 RC1は,GoogleのWebサイトからWindows/Mac OS X/Linux版を無償でダウンロードできる。

 GWT 1.4 RC1について,Johnson氏は「間違いなくこれまでで最大規模のリリース」とする。さまざまな新機能を搭載,改良,最適化を施したほか,150件以上のバグを修正したという。

 コンパイラを改良した結果,生成するJavaScriptのサイズは従来に比べ10~20%小さい。起動処理に必要なモジュールのサイズを80%も減らしたほか,各種モジュールのロード時間を最大で約33%高速化した。

 任意のJavaバックエンドでGWTリモート・プロシジャ・コール(RPC)に接続可能となり,特定のサーブレットに制限されることがなくなった。HTMLページへのGWTモジュール追加は,scriptタグのみで行える。また,さまざまなウィジェットやライブラリも強化している。

[Johnson氏の投稿]