マン島CanonicalとUbuntu Linuxを立ち上げたMark Shuttleworth氏が5月第4週,Microsoftとオープンソース陣営とのあいだで起きている特許に関するいざこざに対し,自身のブログで「Microsoftも,数年以内に間違いなく『ソフトウエア特許反対陣営』の支持者になる」という意見を表明した。

 Shuttleworth氏はブログで,「米Microsoftそのものは,数年以内に間違いなくソフトウエア特許反対陣営の強力な支持者になると思う。新しいソフトウエアを毎年リリースするというMicrosoftの計画は,後戻りできない状態にある。Microsoftにとって,ソフトウエア特許はこれから進んでいくロードマップ上の“地雷”となる。その傾向は,いや応なしに高まっていく」と述べている。

 つまり,Microsoftはソフトウエア特許攻撃の“完璧な標的”であり,Microsoftがかかわる最近の特許トラブルはますます目が離せなくなるとの主張だ。さらにShuttleworth氏は「特許制度を修正し,ソフトウエア特許を永遠に無効にしてしまえ」と,「解決策」も示した。