九十九電機は2007年5月28日,日本IBMとノベルの協力を受けて,Linuxを搭載した中古パソコン「Refreshed PC with Linux」を販売すると発表した。同社は,中古パソコン市場の新規開拓とLinuxの認知度アップが目的としている。
中古パソコンのハードウエアは,日本IBMの「IBM Refreshed PC」を利用する。IBM Refreshed PCは,日本IBMがリース期間を終了したパソコンを検査・クリーニング・再セットアップして,出荷する商品。本製品の再セットアップは日本IBMが行わず,九十九電機がノベルの「SUSE Linux Enterprise Desktop 10」を使って行う。また,対象となるハードウエアは当初,デスクトップが「ThinkCentre」,ノートが「ThinkPad」の両ブランドに限られる。今後はワークステーションの「IntelliStation」ブランドも加わる予定。
初期不良やハードウエアの不具合に対するサポートは,九十九電機が行い,期間は2カ月。価格はデスクトップが1万9800円から,ノートが4万9800円から。発売は2007年5月30日。