米Facebookは米国時間5月24日,同社が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイト「Facebook」に統合するアプリケーションを開発可能なプラットフォーム「Facebook Platform」を発表した。

 Facebook Platformの提供にあたり,65の開発パートナによる85のアプリケーションを利用可能とする。開発パートナには,米Amazon.comや米Microsoftが含まれる。

 アプリケーションの配信は,「social graph」を基盤とする。開発者が作成したアプリケーションの関連情報を,「News Feed」や「Mini Feeds」を通じてユーザーに通知する。ユーザーはアプリケーションが気に入れば,「Add」ボタンをクリックするだけで手軽にインストールできる。

 ユーザーはさまざまなアプリケーションをプロフィールに加え,表示する順番を変えたり,アプリケーションを削除したりできる。プライバシ設定の適用も可能。

 アプリケーションのFacebookへの統合には新たな言語「Facebook Markup」を用いる。同言語は,これまでリリースしたAPIもサポートし,動的情報タグ,プライバシ条件タグ,イメージ・キャッシング,Flashなどの機能に対応する。

 なお,プロフィール内で使われるアプリケーションには広告が付かないが,開発者が「canvas page」上で表示する場合には広告掲載を許可するなど,開発者が収益を得られるようにする計画という。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]