27日未明、全日空の国内線システムに障害が発生し、午後1時30分現在で復旧していない。全国の空港における国内線の搭乗手続き、予約・発券といった業務の処理能力が極端に低下している。

 顧客が搭乗できないなどの混乱から、旅客数の多い羽田空港の発着便を中心に遅延や欠航が相次いでいる。67便が欠航もしくは欠航予定となり、1万2300人の足に影響が出ている。全日空によると「欠航は今後も増える可能性がある。お客様にはご迷惑をおかけし、お詫びを申し上げたい」(広報室)という。

 なお、原因については「報告が上がってきていないし、復旧の見込みもたっていない。動いているコンピュータもあるが、処理能力が限定されているようだ」(同)としている。