サイオステクノロジーは2007年5月24日,企業向けにオープンソース・ソフト(OSS)関連の質問に答える「サイオスOSSよろず相談室」(以下,よろず相談室)サービスを6月1日から開始すると発表した。よろず相談室は,他社のサポート・サービスと異なり,対象とするソフトウエアが40種類以上と比較的多く,バージョンも限定しない。

 相談は,原則メールでのやり取りで,電話対応はオプションとなる。契約対象に選んだOSSに対して,インストール,設定方法,機能説明,障害時の原因究明などを回答してもらえる。

 利用するには,年間契約が必要。料金は,サポート内容に応じて月額30万円から。最小構成では,契約時に選べるOSSは5種類までで,サポート担当者の対応時間は月30時間までとなっている。対象となるOSはLinuxに限られるが,ディストリビィーションやバージョンは限定されない。

 対象とする主なOSSは,Linuxカーネル,Apache HTTP Server,Webalizer,PostgreSQL,MySQL,Samba,WebDAV,Squid,BIND,vsftpd,nptd,sendmail,Postfix,SpamAssassin,SquirrelMail,PAM,OpenLDAP,Webmin,SNMP,MRTG,OpenSSL,OpenSSH,iptables,Tripwire,Tomcat,JBOSS AS,など。