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 野村総合研究所は5月23日,オープンソース・ソフトウエアの人気や成熟度をレーティングした「NRIオープンソースマップ(2007年4月版)」を公開した。昨年8月に公開したマップはアプリケーション・サーバーおよびSOAミドルウエアのオープンソース・ソフトウエア11種を評価していたが,今回は開発フレームワークやシステム管理ツールなどの17種のソフトウエアを追加した。

 前回は「JBoss Application Server」と「Apache Tomcat」を企業システムでも十分に機能するという位置付けだった。今回は新たに「Struts」,「Spring Framework」,「Hibernate」,「Nagios」が高レベルのソフトウエアとして評価されている。

 また「Ruby on Rails」,「GlassFish」,「JBoss Seam」の3種を,今後評価が高まることが期待できるソフトウエアとして挙げている。

 人気(プレゼンス)はWebサイトでの登場回数や検索サイトでのヒット数,ダウンロード数,サポートしているベンダーの数などを基準に評価している。また成熟度はプロジェクトの存続期間,コミュニティの活性度,関連ドキュメントの量や種類,リリース回数,品質などを基準に評価しているという。対象は企業システムで採用された実績がある,あるいは野村総合研究所が注目しているソフトウエアに限定している。