米McAfeeは米国時間5月22日,10GビットEthernetネットワーク向けの不正侵入防止アプライアンス「McAfee IntruShield 10 Gigabit Ethernet」を発表した。IntruShieldの新しいマルチギガビット対応のMシリーズは,ネットワークのコアやデータ・センターとともに,急増する10GビットEthernetおよびIPv6ネットワークに対する不正侵入防止機能の提供を目的としている。

 McAfeeは同日,「IntruShield 4.1」を発表した。4.1では,不正侵入防止機能のほか,ネットワークとシステムの統合機能とコラボレーション機能などを提供する。McAfeeのセキュリティ・リスク管理(SRM)戦略のもとに,同社のセキュリティ管理製品である「Foundstone」「Network Access Control(NAC)」「ePolicy Orchestrator(ePO)」との連携を強化した。

 ePOとの統合により,右クリックひとつでホストの詳細,不正侵入攻撃,スパイウエアなどをリアルタイムで知ることができるようになる。ePOにIntruShieldのホストの隔離,レート制限/サービス品質(QoS)機能を加えることで,プロテクションを実施するまでの時間を短縮できるという。Foundstoneとの統合では,Foundstoneのスキャン機能によりリアルタイムで脅威やぜい弱性に関連する情報をオンデマンドで取得可能となる。IntruShieldのNACと動的な接続後のセキュリティ対策と組み合わせて,迅速な対応が可能になるとしている。

 IntruShield 10 Gigabit Ethernetは,2007年下半期に発売される予定。IntruShield 4.1は同年5月中に発売される

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