米Oracleha米国時間5月16日,知的財産管理ソフトウエアを手がける米Sophoiに出資することを明らかにした。両社は,メディアおよびエンターテインメント業界向けのエンド・ツー・エンドのソリューションで提携している。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,Oracleは今回の出資によりSophoiの株主となり,Sophoiの取締役2名を指名することになるという。ただし,Oracleの出資比率は半分以下であり,Sophoiは引き続き独立した企業として経営を続ける。両社は,そのほかの詳細について明らかにしていない。

 Sophoiは,知的財産権管理ソリューション「iPLS(Intellectual Property Licensing Suite)」を提供している。この製品は,テレビ番組や雑誌記事といったコンテンツを管理し,コンテンツの知的財産権の交付や使用料の収集などに関連する機能を提供するもの。同社の顧客には,英British Sky Broadcasting,米DreamWorks Animation,米Paramount Picturesなどが含まれている。

 Oracleの通信・メディア・公益事業部門担当副社長を務めるLars Wahlstrom氏は,「当社の統合アプリケーション・スイートとSophoiのiPLSを組み合わせることで,メディアとエンターテインメント業界向けにアプリケーション・スイートを提供できる」とコメントしている。

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