オープンソースのブログ構築ソフトウエア「WordPress」を提供する団体WordPressは,同ソフトウエアの新版「WordPress 2.2」を公開した。WordPressのMatthew Mullenweg氏が米国時間5月16日に,同団体のブログへの投稿で明らかにしたもの。新版は,WordPressのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 WordPressは,オープンソースのスクリプト言語PHPとデータベースMySQLで開発したブログ構築ソフトウエア。GNU General Public License(GPL)を適用して提供している。4カ月前に公開した旧版のWordPress 2.1は,これまでに140万回ダウンロードされたという。

 新版では,これまでプラグインとして提供していた各種ウィジェットのコードをWordPress本体と統合した。これにより,ブログ上に配置するパーツやコンテンツの位置などを,ドラッグ&ドロップ操作で調整できるようになった。

 Atom 1.0準拠の更新情報フィードの配信機能と,Atomフィード発行用APIを新たに搭載した。またブログ・インポート機能も新版とし,米Googleのブログ・サービス「Blogger」からの記事/コメント取り込みに対応している。

 そのほかには,プラグインおよびフィルタの高速化,米Apple製Webブラウザ「Safari」の将来版向けWYSIWYG用フックの追加,200件以上のバグ修正,開発者向け機能の強化などを施した。

[Mullenweg氏の投稿]