写真●KDDIの無線LAN/3Gデュアル端末「E02SA」
写真●KDDIの無線LAN/3Gデュアル端末「E02SA」

 NECは5月17日,KDDIの無線LAN/3Gデュアル端末「E02SA」(写真)を使った無線IP電話ソリューション「UNIVERGE "au"連携ソリューション」の販売を開始した。NEC製のIP電話サーバー「UNIVERGE SV7000」と組み合わせて利用する。E02SAを社外では携帯電話,社内では無線IP電話として使える。出荷は5月21日となる。

 SV7000は,既にNTTドコモのデュアル端末である「N900iL」「N902iL」に対応しており,これらを使った無線IP電話システムの構築が可能である。5月11日以降に出荷された新ファームウエア搭載のSV7000を使えば,NTTドコモとKDDIのデュアル端末を混在した無線IP電話システムも構築可能となる。既存のSV7000でも,ソフトウエアをバージョンアップすることでマルチベンダー対応が可能となるが,別途費用が必要となる。

 UNIVERGE "au"連携ソリューションは基本セットとオプションセットで構成。基本セットはSV7000のほか,無線LANコントローラ「UNIVERGE WLシリーズ」などで構成し,価格は357万円から。オプションセットは,外出先で交通費精算や承認業務などを実現するための「UNIVERGE "au"連携ソリューション/ケータイポータル」(100ユーザー・ライセンス込みで210万円~)や,端末に文書データを残さずにEZweb上で文書閲覧が可能な「同/モバイル文書閲覧」(325万円~)などを用意している。

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