写真●Windows Product Management担当副社長のMike Nash氏
写真●Windows Product Management担当副社長のMike Nash氏
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 2007年5月15~17日にかけて米ロサンゼルスで開催されているWindows向けハードウエア開発者会議「Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC 2007)」において米MicrosoftのWindows Product Management担当副社長,Mike Nash氏(写真)が登壇し,PC業界に対するWindows Vistaのインパクトなどについて語った。

 「Windows Vista and the Commitment to Innovation」とタイトルされたこの基調講演は,会議2日目の16日に急きょ追加されることになったもの。各種デバイスのVistaへの対応や,Windowsロゴ・プログラムが順調であることを,Windows XPと比較して紹介する内容で,参加者であるハードウエア開発者に向けて,デバイス・ドライバを開発したり,Windows Vistaの認定を受けるように呼びかけた。

 Nash氏によると,Windows VistaのRTM(Release To Manufacturing)である2006年11月以降,VistaとともにIn-Boxで提供するデバイス・ドライバは約2万,Windows Updateで提供したデバイス・ドライバは約1万3000だという。Windows XPの場合はそれぞれ1万と2000,Windows 2000の場合はそれぞれ350と0なので,過去のどのWindowsよりもドライバの網羅率が高いとしている。さらに,対応機器の種類についても,VistaのRTMの時点で150万,一般にリリースされた時点で170万,2007年5月時点で190万と急激に増えていることをアピールした。

 Nash氏は,Windowsロゴ・プログラムの勢いについても,VistaはXPを凌駕(りょうが)していると語った。具体的には,XPではRTMから5カ月後に承認された申し出が約5000であったのに対し,Vistaでは約9000に達したという。

■変更履歴
WinHECの正式名称をWindows Hardware Conferenceとしていましたが、正式にはWindows Hardware Engineering Conferenceです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2007/05/17 13:20]