日本ソフト販売とターボリナックスは5月16日,IP-PBXを利用したマーケティング用のCTI(computer telephony integration)システムを発売した。日本ソフト販売の電子電話帳「全国e電話帳」と,ターボリナックスが開発したAsteriskベースのIP-PBXサーバー・ソフト「InfiniTalk」を連携させたものである。

 このシステムを使うと,InfiniTalkに着信した際に,電話番号を基にして約3400万件の電話帳データが登録されたe電話帳のデータベースを検索。発信元の個人や企業の情報をパソコンの画面上にポップアップ表示させる。パソコンの操作による電話発信も可能だ。電話帳や地図,企業情報などの検索機能も備える。

 このシステムは,InfiniTalkサーバーと全国e電話帳のサーバー,パソコン用のクライアント・ソフトで構成される。初期費用は60万円程度(10クライアントの場合)からで,ほかに検索のトランザクションに応じた料金(検索1回に対して課金)などが発生する。検索料金は,検索対象により異なる。

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