スクウェイブは5月15日、企業のITコストや業務レベルなどからマネジメント力を診断、高い評価を得た企業を表彰した。第1位はシステム開発効率に優れるリクルートが前回に引き続き受賞。第2位は東芝インフォメーションシステムズ、第3位が東北電力だった。

 スクウェイブは、アプリケーションの開発、保守、ヘルプデスク、オープン系の運用、メインフレームの運用、ネットワーク運用、パソコン/LANの運用、リスク管理の8本の柱で、企業のITマネジメントを数値化。「SLR」(Service Level Rating)と名付け、評価サービスを展開している。企画、戦略などの業務はSLRの対象としていない。現在SLRに参加している企業は54社。スクウェイブは参加企業をランキングし、評価の高い企業を表彰している。前回の表彰は2005年だった。

 リクルートが1位を受賞した理由について、スクウェイブの黒須豊代表取締役は、「早く安く作るための開発標準と、慎重かつ安全に作るための開発標準を使い分けている。システム開発可視化への、高レベルな取り組みが光った」と話す。その他、評価の対象ではないが、「ともすればモチベーションが下がり気味な保守担当者を、『神髄発掘者』と呼んで意識を高めている」(黒須代表取締役)など、士気向上への取り組みを紹介した。