アックスは2007年5月15日,ソフトウエア開発者向けの仮想環境「CoWare Virtual Platform」に対して,組み込み機器用のLinux OS「axLinux」のテクニカル・サポートとサービスを開始した。

 CoWare Virtual Platform(以下,CVP)は,システム記述言語「SystemC」を用いて,開発・設計中のハードウエアをPC上に仮想的に実現するソフトウエアである。ハードウエア開発とソフトウエア開発が同時進行できるため,開発期間を短縮できる。

 アックスは,CVPの開発元であるコーウェア,およびストリーミング型メディア・プレーヤ・ソフト「Jakar Media Player」の開発元であるビート・クラフトと協力し,CVPにaxLinuxをポーティングし,その上でJakar Media Playerが動作する仮想環境を開発した。この仮想環境に対して,テクニカル・サポートおよびサービスを提供する。価格は1000万円から。

 今後は,アックスのパートナー企業が開発するWebブラウザ・ソフトも同環境で動作させる予定である。