Jリーグのサッカーチームの勝敗を予想するスポーツ振興くじ(toto)の販売システムが5月14日、12日に続いて再度停止に追い込まれた(関連記事)。5月15日は販売を全面停止する措置をとり、16日以降の販売再開は未定。

 14日は午前8時から午後6時までの販売を予定していたが、再度システムが不安定な状態となった。通常で賞金が最高3億円のくじ「BIG」において当選金の繰り越しが引き続き発生。最高で6億円の賞金が支払われるため、購入者が殺到している。ファミリーマートでは午後5時30分頃、特約店では午後5時にそれぞれ販売を打ち切った。

 totoを運営する日本スポーツ振興センターは「1日も早い販売再開を目指し、徹底的なシステム改善を行っております」とのコメントを発表している。同センター、システムの開発・運営を担当する日本ユニシスは、販売端末の接続を管理するゲートウエイやデータベース・サーバー、それぞれの処理能力が問題と見て対策にあたっている。

 totoは12日午前に、アクセス集中によってシステム障害を起こしている。このため、12日から14日午前8時まで販売を停止して対応策を検討してきた。