米Zimbraと英Canonicalは米国時間の5月14日,CanonicalのLinux OS「Ubuntu」ユーザー向けにオープンソースの統合メッセージングおよびコラボレーション・プラットフォームの「Zimbra Collaboration Suite(ZCS)Network Edition for Ubuntu」を発表した。このプラットフォームは,「Ubuntu 6.06 LTS(Long Term Support)」に対応。有償版「Network Edition」のサポートは,ZimbraとCanonicalが提供する。

 Ubuntu向けZCSのNetwork Editionは,Zimbraユーザーにパッケージを通じて企業レベルの機能を提供するもの。Ubuntu搭載のデスクトップは,Ajaxベースのコラボレーション・クライアント「Zimbra Desktop」も使用できるようになった。同クライアントは,オフライン機能も備える。

 Zimbra DesktopのAlpha版は,ZimbraのWebサイトから無償でダウンロードできる。ZCS4.5以降に対応する。ZCS 4.5は無償版の「Open Source Edition」と有償版の「Network Edition」を用意。Network Editionの年間利用料はメール・ボックス当たり25ドルから。有償版は60日の期間限定で無料試用できる。大規模な導入向けの割引価格も用意している。

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