ジャパンケーブルキャスト(本社:東京都中央区,社長:相坂吉郎氏)は2007年5月14日,ケーブルテレビ(CATV)のデータ放送用コンテンツを専用回線経由で提供するアプリケーションサービスを,このほど試験的に開始したと発表した。CATV事業者は今回のアプリケーションサービスを利用することにより,ケーブルキャストのセンターシステムに専用回線経由で接続し,このシステムに蓄積された各地域の災害情報や商店街情報などを,自社のコミュニティーチャンネルにおけるデータ放送の番組素材として利用できるようになる。CATV事業者は独自のシステムを導入する場合に比べて,少ない投資額で独自のデータ放送を提供できるようになるという。

 なお,ケーブルキャストは2007年5月11日から,今回のサービスを岡山ネットワーク(本社:岡山県岡山市,社長:高野葵氏)に提供している。ケーブルキャストは今回の試験サービスの提供と並行して,同サービスのコンテンツを強化するなどして,本格サービスの開始に向けた準備を進める計画である。