米News傘下の米Fox Interactive Media(FIM)が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「MySpace」は米国時間5月11日,著作権保護に向けた新機能「Take Down Stay Down」を発表した。著作権所有者の要請によって削除されたコンテンツが再投稿されるのを防止する。

 同社は,「著作権付きコンテンツを保護するためのこのような機能を導入するWebサイトはMySpaceが初めて」と述べる。同機能は米Audible Magicの技術を採用しており,すべての著作権所有者に無償で提供する。

 Take Down Stay Downの段階的なプロセスにより,MySpace内において違法コンテンツを検出および削除し,継続的に排除する。著作権所有者から自身の著作権物が不正投稿されているとの通知を受けると,問題のビデオをただちに削除するとともに,そのビデオのデジタル指紋を作成して著作権フィルタに追加する。もし,誰かが同じコンテンツを再び投稿しようとしても,フィルタがデジタル指紋を識別してアップロードを防止する。

 また同機能は,著作権所有者がコンテンツの不正投稿を検出し,削除要請を行うためのツール群「Content Take Down Tool」にも組み込まれる。

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