富士通は2007年5月11日、個人向けパソコンの修理をしたユーザーの個人情報が漏えいしたと公表した。2001年10月から2002年4月までに修理を受けた東京近郊に住むユーザー638件の氏名、住所、電話番号がインターネットに流出したという。

 富士通がパソコンの修理を委託していた富士通ゼネラルのグループ会社社員が、検討作業のため、自宅のパソコンへ顧客情報を含むデータを保存した。作業は2002年中に終了したが、該当のデータを削除していなかった。2007年にファイル交換ソフトを利用したところ、ウイルスに感染して情報が流出した。

 既に対象となるユーザーには書面を郵送し、説明をしているという。富士通によると現時点で情報が不正利用された事実は確認していないという。問い合わせ先は、TEL 0120-670-420(7月31日まで、午前9時より午後6時まで)。