ソフトバンクモバイルは5月10日,プリペイド式携帯電話サービスの通話料金を改定すると発表した。全国で展開する「ソフトバンクプリペイドサービス」と東海地区限定で展開する「Pj」を対象に,6月1日から新しい料金体系に移行する。

 新料金体系は,通話時間によるが現行料金と比較して最大25%の値下げとなる()。新料金体系では,通話料を終日6秒あたり9円にする。現行は終日1秒あたり2円だった。通話時間が1~4秒,7~8秒,13秒の場合を除くと,新料金体系の方が全面的に安い。1分あたりの料金に換算すると,新料金体系は90円,現行は120円となる。

図●ソフトバンクモバイルがプリペイド携帯の料金改定
現行料金およびKDDIの「ぷりペイド」と比較した。

 ソフトバンクモバイルは値下げの理由を「現行ユーザーにさらに便利に使ってもらえる料金にすることと,KDDIにプリペイド料金に対抗する狙いがある」とした。KDDIがauブランドで展開するプリペイド携帯電話サービス「ぷりペイド」は,6秒あたり10円の通話料で提供している。そのため,ソフトバンクの現行料金の方が高くつく場合が多かった。料金体系の改定以降は,ソフトバンクモバイルの通話料の方が常に1割安くなる。