米Hewlett-Packard(HP)は米国時間5月8日,2007会計年度第2四半期(2007年2~4月期)業績が従来予測を上回る見通しであると発表した。売上高は255億~255億5000万ドルの範囲,GAAPベースの1株当たり利益64~65セントの範囲を見込む。

 無形固定資産の償却による1株当たり約5セントの課税後費用を除いた非GAAPベースの希薄化後の1株当たり利益は69~70セントとみる。

 同社はこれまで,売上高を約245億ドル,GAAPベースの1株当たり利益を57~58セント,非GAAPベースの希薄化後の1株当たり利益を63~64セントと予測していた。

 HPは上方修正の理由を,「個人向けシステム事業と業界標準サーバーが好調だったため」と説明している。また自社株買い戻しが進んだことも,1株当たり利益を引き上げたという。

 なお,同社の前年同期の業績は売上高が226億ドル,GAAPベースの希薄化後の1株当たり利益が66セント,非GAAPベースの希薄化後の1株当たり利益が69セントだった。

 また同社は2007会計年度第3四半期(2007年5~7月期)の見通しについても明らかにした。売上高は237~239億ドルの範囲,非GAAPベースの1株当たり利益は63~65セント,GAAPベースの希薄化後の1株当たり利益は59~61セントと予測する。

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